特徴
黒毛和種はいちばん数が多い和牛です。
栄養価の高いエサを与えるなどの工夫をしたときに、どの和牛よりも霜降りになりやすいのが黒毛和種の魅力です。
一般的に「和牛は霜降りであるほどいい」という価値観が広まっているため、黒毛和種のお肉は高値で販売されやすい。育てた牛が高く売れないと農家も生活できないので、高く売れる黒毛和種は日本全国で育てられています。
味の特徴としては、とろけるような柔らかさ。黒毛和種はサシが入った霜降り肉になるので、口の中でとろけるような味わいになります。
はじめて黒毛和種のブランド牛を食べると、「あまりのとろける食感」と、「あとをひくほのかな甘み」に驚くことまちがいありませんよ。
一般的に育てられてる場所
日本全国
一般的な育て方
- エサは、とうもろこしなどの穀物がメイン
- 牛舎内で育てることが多い
黒毛和種の特徴である霜降りにくにするため、エサはカロリーが多い穀物(とうもろこしなど)を食べさせることが多いです。牧草だとカロリーが低いので、牛に脂肪がつかないんです。
また、運動をさせすぎると筋肉質(赤身のお肉)になってしまうため、牛舎内で育てることが多いです。
代表的なブランド牛
黒毛和種は日本でいちばん育てられている和牛の種類なので、ブランド牛のほとんどが黒毛和種です。松阪牛や神戸ビーフ(神戸牛)なんて、誰でも一度は聞いたことがありますよね。
ただ、「和牛=すべてが黒毛和種」ではありません。和牛には黒毛和種以外(褐毛和種、日本短角種、無角和種)もあるんですよ。
黒毛和種のブランド牛をもっと知りたい方は、「黒毛和種のブランド牛一覧」をご覧ください。
歴史・配合
もともと日本で育てていた黒牛に、外国から輸入されてきた牛(シンメンタール種やブラウンスイス種など)を交雑してできた種類の和牛です。
でも、黒毛和種の中でも兵庫県で育てられる「但馬牛(たじまうし)」はちがいます。
外国産の牛と交雑することなく、但馬牛同士で交雑したので純血なんです。
但馬牛には「田尻号(たじりごう)」という有名な牛がいたり、日本三大和牛のもとになっていたり、黒毛和種を語る上では欠かすことのできない存在です。
コメント
[…] 黒毛和種 […]
[…] 肉牛の種類としては、黒毛和種や褐毛和種、日本短角種、無角和種のような和牛があります。他にも、アンガス種のような海外産の牛もいます。 […]
[…] […]
[…] 黒毛和種の和牛はサシがきれいに入った霜降り肉になりますが、栄養価の高いエサを食べさせるおかげなんですよ。 […]
[…] 黒毛和種は日本各地で育てられている和牛ですが、多くの場合は海外産の牛の血が混ざっており、昔から日本国内にいた純血の牛ではありません。 […]