【ジャージー種】濃厚でクリーミーな牛乳が魅力

ジャージー種の特徴や代表的なブランド牛について解説する記事のアイキャッチ 牛の種類

特徴

一般的な乳牛はホルスタイン種です。ジャージー種は、乳牛としては数が少ない希少種なんです。

その理由はジャージー種からしぼれる牛乳の量が、ホルスタイン種よりも少ないから。育てる農家からすれば、たくさん牛乳をしぼることができるホルスタイン種のほうが魅力的なんですよ。

ジュージー種の牛乳は、脂肪分や無脂乳固形分の割合が多く、濃厚な味わいです。さっぱりしているホルスタイン種の牛乳とは対照的です。

そのため、ジャージー種の牛乳で作るチーズやソフトクリームはクリーミーでとってもおいしいんです。

ジャージー種の肉は、一般に売られることはほとんどありません。脂肪が黄色っぽいため、消費者に買われにくいんです。

でも、ジャージー種の肉はオレイン酸(不飽和脂肪酸)が多く含まれており、脂肪の口どけがよく、旨みが濃いと言われています。

一般的に育てられる場所

主な生産地は岡山県
他にも、北海道や熊本県などでも育てられています。

代表的なブランド牛

なし

肉用として育てられることがめったにない牛なので、ブランド牛もありません。

歴史・配合

もともとはフランスに由来する乳牛が、イギリスのジャージー島で改良されていきジャージー種が誕生しました。

日本にはじめて輸入されたのは1877年(明治10年)ごろと言われています。

一時は数が増えたものの、高度成長期に入ると国内の牛乳消費量が増えました。そのため、牛乳が多く獲れるホルスタイン種のほうが多く育てられるようになり、ジャージー種の数は減っていったんです。

ただ、近年ではホルスタイン種にはないジャージー種の魅力、牛乳のコクやクリーミーさが見直されてきました。

今ではジャージー種の牛乳や、それで作ったヨーグルトなんて言われると、「まちがいなくおいしい!」って思ってしまうほどです。

コメント

  1. […] 乳牛の種類としては、ホルスタイン種やジャージー種があります。 […]

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