インジェクション加工は肉をおいしくするための工夫
インジェクション加工肉はファミリーレストランなどで使われることがほとんどなので、スーパーで販売されている肉の多くはインジェクション加工肉ではありません。
(スーパーで販売されてるサイコロステーキはインジェクション加工肉だったりしますけどね。)
インジェクション加工肉の見分け方
インジェクション加工肉かどうかを見分けるのは簡単です。メニューをくまなくチェックすれば必ず書いてあります。
「おいしくするための加工をしています」や「インジェックション肉を使用」とメニューに書いてあれば、まちがいなくインジェクション加工肉です。
食べるときの注意点
ステーキにはレア、ミディアム、ウェルダンなどの焼き方がありますが、インジェックション加工肉は必ずよく火を通して食べましょう。
インジェクション加工肉は内部に牛脂を注入する際に、細菌などがいっしょに入り込む可能性がゼロではありません。
そのため、しっかり加熱処理してから食べるのが大事なんですよ。
成型肉とインジェクション加工肉は別物
「成型肉(せいけいにく)にはインジェクション加工肉が含まれる」とされてることも多いですが、この2つは分けて考えたほうが正確です。
インジェクション加工肉は、細切れ肉の集まりではなく一つの塊肉を加工した場合もあるんです。
細切れ肉を固めた成型肉に注入してるものもありますが、「塊肉に注入」と「細切れ肉を固めたものに注入」では、管理人としてはかなり差があると思うんです。
ちなみに、成型肉にも細切れ肉を固めているため、内部に細菌が入りやすいのはインジェクション加工肉といっしょです。よく火を通して食べましょう。
まぎらわしい表現で売ろうとするのは大問題
インジェクション加工は安い肉をおいしくするための調理法です。インジェクション加工肉や成型肉があるおかげで、ファミレスなどで高いお金を払わずにおいしいお肉が食べられるんです。
問題なのは、インジェクション加工肉や成型肉を「国産牛」や「和牛」と偽って高い価格で提供することです。(ただのぼったくりですからね。)
でも、いまは加工肉は必ずメニューに分かるように表示されてるので、加工肉がぼったくり販売されてることも少ないです。
私たちがそれぞれの価値観で、加工肉を食べるかどうか判断すればいいんですよ。
ちなみに、『高いお金をかけずにステーキ肉を食べたいけど、加工肉はなんとなく食べたくない』なんて人には、自分で焼いて食べるのがおすすめですよ。
スーパーで売ってるステーキ肉は加工肉じゃないし、ちゃんと焼き方さえ知ってれば簡単においしく焼けますから。
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